誕生日の木 8月1日

8月1日の誕生日の木はクスノキです。

クスノキ(樟、楠、cinnamomum camphora)はクスノキ科ニッケイ属の常緑高木です。

枝が大きく張りだし、大きな樹冠を形成します。
日本の巨木ランキング上位をほぼ独占していることからも、群を抜いて巨木になることがわかります。
そう言えば、大ヒットしたアニメ映画『となりのトトロ』で、トトロが住んでいた大きな木がクスノキでしたね。

クスノキは成長が早い上に寿命も長く、また病虫害も少ないことから、社寺に、また街路樹としてもよく植栽されています。天然記念物に指定されているクスノキも多く見られます。

 

クスノキの葉は互生し、長い柄があります。
葉身は卵形または楕円形で尖頭。縁は全縁で波状です。
葉脈が付け根付近で3本に分かれる三行脈(さんこうみゃく)が特徴ですが、その分かれ目に「ダニ部屋」と呼ばれる1mmほどのふくらみがあり、中にダニが棲んでいます。
(ダニ部屋がない葉もあるそうです)

また、春の新芽が出るころに前年の葉が落ちます。
クスノキの葉の寿命は1年と10日余りだそうで、1年が落葉樹と常緑樹の境目なので、クスノキはかろうじて常緑樹の仲間になった、とも言えます。

5月の終わり頃から房状の小さな花を咲かせます。(雌雄同株・両性花)
花被片は6枚で、雄しべは12本。果実は秋に黒く熟します。

古くから有用の材の代表の一つであり、スギ・ヒノキ・マキ・クスは素戔嗚尊(スサノオノミコト)の毛から成ったといいます。(『日本書紀 巻1「材木の起源」』)

材は樟木と呼ばれ、大木が得やすく保存性が高いので、建築材の他、広く家具・欄間や仏像などの彫刻、細工物などに用いられ、また耐水性があるので、昔は丸木舟の材料にされたそうです。

クスノキという名前の由来ですが、葉が防虫剤や鎮痛剤として用いられてきたことから、「薬の木」とも呼ばれ、それが転化したものと言われています。
また、神秘的な木を意味する「奇しき木(くすしきき)」が転化してクスノキとなったとする説もあります。
更には、独特な芳香をもつことからの「臭し木(くしき)」からつけられたとも言われています。

花言葉は「芳香」です。

 

楠樹の若葉仄かに香(か)ににほひ、葉びろ柏は手だゆげに、
  風に瑶(ゆら)ゆる初夏(はつなつ)を、

薄田泣菫 「望郷の歌」『白羊宮』より

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

誕生日の木 7月26日

次の記事

誕生日の木 8月9日