誕生日の木 9月20日

9月20日の誕生日の木はクルミ(オニグルミ)です。

オニグルミ(鬼胡桃)はクルミ科クルミ属の落葉高木です。
学名はJuglans mandshurica   別名はダルマクルミ、オグルミです。

「鬼」の名は、タネの表面がごつごつしていることに由来しています。

湿った場所を好み、身近な河原やその周辺の林によく生えています。アレロパシー(他感作用)のため、クルミの木の下では他の木が育たない、と言われています。

大型の羽状複葉をもつ木で、葉全体の長さは50cm以上になります。
小葉はかなり幅が広く、小葉の柄(小葉柄しょうようへい)がごく短いので、隣り合う小葉どうしが重なることが特徴です。

葉裏や葉柄、羽状複葉の軸(葉軸)には褐色の毛が多く、ざらついています。

 

開花期は5~6月で、同じ枝にオスの花とメスの花を別々につけます。(雌雄同株・雌雄異花)

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雄花は緑色で20cmほどのひも状に垂れ下がります。

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雌花は枝上に赤く直立します。

雄花と雌花は咲く時期が違うことがわかっています。
これは、一本の木の中で受粉すること(自家受粉)を避け、異なる遺伝子をもつ別の木の花粉を受け取るための工夫をしているためです。

また、同じ森の中で、先にオスになる木とメスになる木が半分ずつ存在していることが研究でわかっているそうで、これも効率よく多様な遺伝子をもつ子孫を残すためだそうです。

 

果実は9~10月ごろに熟します。球状で直径約3cm、黄緑色で細毛でおおわれていて、中には深いしわの4ある堅い核があり、その中に褐色のうすい種皮と白色の子葉があります。子葉も、核の表面の皺溝と同じような形をしています。種子はもちろん食べられます。

 

クルミ類の殻は堅くて腐りにくいため、化石になりやすいそうです。
一番古いクルミの殻の化石を日本で発見したのは、作家の宮沢賢治です。
彼が発見したのはオオバタグルミという、現在は絶滅した種だそうですが、「銀河鉄道の夜」の中に主人企がプリオシーン(鮮新世)海岸でクルミの化石を見つける話があります。
実体験だったわけですね。

 

鬼ぐるみ  黄金(きん)のあかごらいまだ来ず
  さゆらぐ梢  あさひを喰(は)めり    歌稿(B)754 宮沢賢治

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