1月14日の誕生日の木は「ビワ」です。

ビワ(枇杷)はバラ科ビワ属の常緑小高木です。 学名は Eriobotrya japonica です。
樹高3~8mで庭や公園などに植えられ、西日本の一部では自生しています。
奈良時代の書物にビワについての記述が残っているため、古くから日本にあったことは間違いないのですが、古い地層から種子の化石が見つかっていないので、古代に中国から伝わったという中国原産説もあります。

主幹よりも側枝がより大きく成長する性質があり、1本でも大きな樹幹を作ります。ただ、それゆえ、庭木としては「暴れ木」とも言われているそうです。

 

葉は互生で、15~20cmと大きく、硬くて凹凸があるのが特徴です。
表面は深い緑色ですが、裏面は毛が密生していて白っぽく見えます。

葉っぱだけでなく、花や枝、実など全体に毛が多く、見分けやすい木です。

雌雄同株・同花で花期は11~12月。枝先に円錐花序を出し、香りの良い淡黄白色の5弁の花を多数つけます。
がくに茶色い絵が多いのが特徴です。 花が少ない時期に咲くため、多くの昆虫やメジロなどの小鳥が集まります。

花言葉は「温和」「治癒」「密かな告白」「愛の記憶」「内気」「静かな想い」「あなたに打ち明ける」です。

5~6月ごろに熟す黄色い実は、初夏の果物として知られ、上品な甘さで人気があります。
果実はナシ状果です。ナシ状果とは、多肉果の一種とされていますが、果肉は子房でなく花床が肥大したもので、偽果とも呼ばれています。

学名の Eriobotrya はギリシャ語の”産毛”(erion)と”ブドウ”(botrys)を合わせた造語で、ビワの実が白い柔らかい毛に覆われ、枝先に固まって鈴なりに実る姿がブドウのように見えることから付いた名前です。

また日本名の「ビワ」はこの実や葉の形が楽器の琵琶に似ることから付いたといわれています。


古来より、ビワの木にはさまざまな薬効があることが知られており、古い仏教経典では「大薬王樹(だいやくおうじゅ)」という名で紹介されています。ビワの葉には、アミグダリンという薬効成分が含まれており、古くから薬として使われてきました。
今でも民間療法の一つとしてお灸に使われたり、煮出して飲まれたりしています。ただ、アミグダリンが分解してできる青酸(シアン化水素)は猛毒(呼吸毒)なので、多量に食べないよう注意が必要です。


苦しみて生きつつをれば枇杷の花 終りて冬の後半を知る    佐藤佐太郎 『帰潮』