サルスベリ

暑い毎日が続いています。
7月に入ってからの京都市の猛暑日の日数は29日で23となり、1942年の記録に並んだそうです。
本日30日も危険な暑さが続く見込みで、日中の最高気温は39度と予想されています。
室内にいてもエアコンなしでは息苦しくなるような暑さ… 室内にいても熱中症の危険はありますので、十分注意しなければなりませんね。
そんな中、屋外でお仕事されていらっしゃる方々は本当に大変だと思います。
私たちの業界も外での作業が主ですが、たまに「山の中なんだから暑さはマシなのでは?」と聞かれることがあります。
確かに鬱蒼とした山の中に入ると涼しく感じることもあります。ただ、この季節に行う下刈り作業などは、植栽した苗木の成長を促すように下層部に生える雑草や雑木を除去するための作業ですので、基本遮るものがない(高木が周りにない)場所がほとんどで、直射日光をガンガン浴び続けることが多くなります。
空調服を着たり、こまめに水分をとるなど気をつけながら作業していますが、やはり「きついな~」と感じることがあります。この作業(下刈り)をすることで、植栽した苗木が大きく成長してくれるんだ… そんな思いがあるから暑い中でも頑張れるのだと思っています。

 

そんな猛暑の中、市内のあちこちでサルスベリが咲き誇っています。
夏の花と言えば、ヒマワリを思い浮かべる方が多いと思いますが、秋ごろまでずっと咲き続けてくれるサルスベリも庭木として人気があります。
我が家も、庭のサルスベリがようやく蕾をつけてくれました。

ようやく…と書いたのには理由がありまして、実はこのサルスベリ、数年前に枯れてしまったと思っていたのです。

誕生日の木 8月17日

 

植木鉢に植えたまま放置してしまっていたのですが、その後、春になってまた新芽が出ました。
が、相変わらず花をつけることはなく、秋がきて葉が落ちては、春になって新芽が出る…という繰り返しで、幹が太くなることも上へと伸びることもなく、そのまま数年が過ぎてしまいました。

それでも新芽は出ているのだから生きているはず…と、2年前ダメ元で庭に移植してみたところ、ひこばえがたくさん出てきました。
通常はひこばえは剪定した方がよいとされていますが、ひこばえを伸ばして新たな主幹を作るのもいいかもしれない…と思い、あえて剪定せず育ててみることにしました。
そして昨年、1本のひこばえの枝から1つだけ花が咲きました👏😍
今年は新芽はたくさん出たものの、残念ながらすべて食べられてしまい、花は絶望的だな…と思っていたのですが、気がついたら蕾ができていたのです。現在、確認できているのは3本の枝。少ないかもしれませんが、一度は枯れたと思ったサルスベリです。その生命力のすごさには驚かされるばかりです。

諦めないで良かったと心から思います。
開花を楽しみにしています。

 

*********

庭にいたトノサマガエル
写真におさめた瞬間ピョ~ンと飛んでいってしまいました🐸

サルスベリ” に対して2件のコメントがあります。

  1. シャンデー アミラブレ より:

    我が家の庭のサルスベリの木は、まるで大きな山葡萄のツリーの様になっていて、小さな森の様な庭のサンルームの屋根を山葡萄の葉が覆って緑の屋根と簾になって来ています。今年の夏の暑さも、クーラーも扇風機もつけず過ごせたのは、この緑の風と虫の音楽会のお陰です。雷もものすごくって、パソコン大丈夫かな?と思いながらも稲光と雷鳴にドキドキワクワクしています。ようやく秋になりましたね。

    1. sue33seibitai より:

      コメントありがとうございます。山葡萄のツリーの様なサルスベリ!なんと羨ましい!我が家は今年は10本ほどの枝が花をつけてくれました。山葡萄のようになるのはまだまだ先のようです。 緑の風と虫の音楽会のお陰で今年のあの暑かった日々にクーラーも扇風機も必要なかったなんて凄いですね。ようやく秋になって、これからは紅葉と秋の虫たちの音楽会が楽しみですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日々雑感

前の記事

ローリエの木