今年のサルスベリ
7月初旬のこと。
庭のサルスベリが食害にあいました。
気がついたときには、新しく伸びていた芽がほとんど食べられてしまっていました。

サルスベリは、その年に伸びた新しい枝の先に花をつけます。
なので、新芽を食べられてしまったら、今年の花はもう無理だろうなぁと思いました😭
せっかく楽しみにしていたのになぁ。
まぁ、自然の中ではそんなこともある。仕方ないか~💦
そう思っていました。
ところが、8月に入ってから、食べられた枝先からまた芽が出てきました。
そして、その芽が伸び、なんと蕾までつけ始めました。
「えっ、咲くの?」
思わず、そんな声が出ました。

サルスベリは、早く咲いて終わった枝を切ると、またそこから芽を出し、条件が良ければ再び花を咲かせることがあります。
長い期間、次々と花を咲かせることから「百日紅」と書くわけですね。
もちろん、芽を出す時期にはタイムリミットがありますし、木の体力もあります。
今年はたまたま、食害にあった時期や、その後の天候など、いろいろな条件がうまく重なったのでしょう。
でも、それにしてもスゴイものですね。
本来なら、せっかく伸ばした新芽を食べられてしまったわけで、サルスベリにしてみたら、かなりのアクシデントだったはずです。
それなのに、
「はい、今年は終わりです」とはならなかった。
枝先がなくなった。
じゃあ、別の芽を動かそう。
まだ時間がある。
新しい枝を伸ばそう。
そして、花を咲かせよう。
・・・もちろん、そんな風に、木が考えたわけではないのでしょうが🤣、起きていることだけを見ると、まるでそう言っているように思えてきます🤣

今年のサルスベリは、食害が、結果として枝を更新するきっかけになったようです。
人間が、花後に枝を切ることで新しい芽を促すのと、少し似たようなことが、虫によって起こったのかもしれません。
食べられること自体が、木にとっては良いことではありません。
でも、今年のサルスベリは、起きてしまったアクシデントを、次へ進むためのきっかけに変えた。
「たくましいなぁ」と思いました。
私は
「せっかくここまで育てたのに」
「もう今年はダメだ」
なんて考えて、ちょっと落ち込んだりしていたのに…💦
でもサルスベリは、そんなことは考えない。
残された力と、残された時間の中で、ただ次の芽を出す。
そして、まだ間に合うのなら、また花を咲かせる。
アクシデントを無かったことにするのではなく、起きてしまったことはそのままにして、そこから別の道を探す。
予定通りにいかなかったからと言って、それで全てが終わるわけではない。
思っていた道が塞がれたら、別の道を探せばいい。
もちろん、人間はサルスベリほど単純ではないから🤣、そんなに簡単にはいかないけれど。
それでも、
「まだ時間があるかな」
「まだ力は残っているかな」
そう思えたなら、もう一度、頑張ってみるのは大事なことかもしれません。

今年、咲かないと思っていたサルスベリが、8月になって蕾をつけ、咲き始めた。
庭の片隅で、
「まだ終わってませんけど?」
とでも言っているようだった。
いやぁ。
たくましい。
見習わなければね🤣


