誕生日の木 7月13日
7月13日の誕生日の木はリョウブです。
北海道南部から九州に分布するリョウブ科リョウブ属の落葉小低木。
リョウブ属の植物は、世界で64種ほど確認されているそうですが、日本では1科1属1種の孤独な存在だそうです。学名 Clethra barbinervis 和名は令法 古名 ハタツモリ
樹高3~10mで、乾燥した尾根などに生え、アカマツやツツジ類の多い林でよく見かけます。
葉は葉先も基部も鋭三角形の長楕円形で長さ10~15cmほどです。
互生ですが、枝先に集まってついていることが普通です。
樹皮は茶褐色で、成木ではサルスベリのように不規則に剥がれ落ち、まだら模様になることが特徴です。古い木ほど幹がすべすべになる傾向があり、リョウブのことを「サルスベリ」と呼ぶ地域もあるそうです。
夏に数本の細長い穂状の花序(総状花序)を、やや水平に出すのが特徴です。
花は小さく、花弁は白く5裂します。
リョウブという名は、飢饉の際の救荒植物(きょうこうしょくぶつ)として、貯蔵と採取を「令法(りょうぼう)」によって命じたという歴史に由来しています。古名の「ハタツモリ(畑積り)」もこれに関連し、事前に収穫量を見積もって畑に植えたことに由来します。
食用となるのは、芽吹いてすぐの若葉で、アクがなく、生のままたべることもできますが、一般的にはお湯を通し、乾燥させたものをご飯や団子に混ぜて食べたり天ぷらにして食べるそうです。
花言葉は「溢れる想い」