丹後の海
先日、丹後の方へ行く機会がありました。
京都縦貫道を抜けて、京丹後市に入り、海が近づくにつれて空気が変わってきたのを感じました。風が冷たくて、湿り気があって、どこか遠くで波の音がしているような気配。日本海が見えた時、思わず「わぁ~」と声をあげていました🤣
日本海って、どこか「暗い寂しい」イメージがありますね。
太平洋が穏やかな青い海のイメージだとすれば、日本海は荒々しい波と深い群青もしくはグレーの海のイメージがあります。
私の場合は、それに加えて映画(東映のオープニングなど)や演歌、サスペンスドラマの影響も大きいかもしれません😂
日本海は「孤独・悲しみ・厳しさ」を象徴する場所として描かれてきたように思えるからです🌊
最初に訪れた経ヶ岬近辺は、まさしく、そのイメージ通りの日本海でした。
波の音が重くて大きく、話し声もすぐにかき消される感じです。風も強くて、とにかく寒く、崖の上から見ると、海が深いまま迫ってくるようで、長く立っていらませんでした💦
「吸い込まれそう」な恐怖… 人間が安易に近づくことを拒むような、圧倒的な自然のエネルギーを感じました。
この付近はマグマが冷えて固まる際にできた、お経の巻物を立てたような垂直の岩の割れ目(柱状節理)が露出しています。この硬い火山岩が荒波に削られて高さ約148mもの切り立った崖を形成しているため、視覚的な威圧感が凄まじいのです。
また崖が垂直に海へ落ち込んでいるため、波が砂浜で砕けるのではなく岩壁に真正面から激突します。その衝撃音が崖に反響して重低音として響くため、本能的に生命の危険を感じるような迫力が生まれるのだということでした。
圧倒されてしまったため💦残念ながら写真を撮ることができませんでした😭それぐらい、ものすごい威圧感でした。
次に訪れたのは丹後松島のあたりです。
経ヶ岬近辺から、それほど距離が離れていないのに、目に飛び込んできた景色はガラリと表情を変えていました。
先ほどまでの刺すような緊張感が嘘のように穏やかでした。遠くに見える水平線。経ヶ岬のあたりでは、水平線を眺める余裕すらなかったんだとその時気がつきました🤣

丹後松島は小さな島々や岩礁が連なる地形です。これらが外洋からの大きな波を遮るクッション…言わば天然の防波堤の役割を果たすため、比較的穏やかな海となっているそうです。
そんな海の波間に、チラチラと動くものが見え隠れしているので、海鳥かなぁと思って眺めていたら、なんとサーファーでした🏄
周囲の岬や島が風をブロックしてくれるため「整った波」が立ちやすいそうで、サーファーの人気が高いそうです😊
荒れた海に向かっていくというよりは、波を待ちながらゆったり浮かんでいるように見えたサーファーの姿。夏には海水浴場にもなるらしく、同じ日本海でも場所によってこんなに表情が違うのかとビックリしました。空の色や地形、風の通り道で、海の性格はこんなにも変わるのだと実感しました。

夏の海は透明度が高く、エメラルドグリーンに輝く美しいスポットも多いとか。
季節を改めて、次はゆっくり訪れたい、そう強く思いました。


