誕生日の木 6月22日
鮮やかな紫色と心地よい香りが魅力のラベンダー。
6月22日の誕生日の木はラベンダーです。
実は筆者はラベンダーは多年生植物だと思っておりましたが、シソ科ラヴァンドラ属の木本性(もくほんせい)、つまり樹木として分類されておりました。(ただし、木本性(木)草本姓(草)の区別はあまり明確でないため、半木本姓とされる場合もあるようです。)
地中海沿岸から北アフリカの常緑小低木で、香料や薬草として古くから栽培されてきました。
日本では北海道 富良野のラベンダー畑が有名ですね。
高さは60cmほどで、茎には白い軟毛が密生し、葉は細く長さは5cmほど。線状楕円形で対生し、若い茎では輪生します。
属名の「Lavandula(ラヴァンドラ)」はラテン語の「lavare(洗う)」を語源とし、ローマ人が入浴の際にラベンダーをお湯の中に入れるのを好んだことにちなんでいます。
和名は薫衣草(くんいそう)。
花言葉は「沈黙」「私に答えてください」「期待」「不振感」「疑惑」
なかなかミステリアスですね
古代エジプトのテーベ(古代都市)では、ラベンダーは聖なる庭で栽培され、エジプト人はこのハーブをとても尊んだそうです。
ラベンダーの香料は、ミイラ作りの儀式に使う香油の材料で非常に高価なものでした。
また、お墓の中にも入れたそうです。
ツタンカーメンのお墓が発掘された時、ラベンダーの香りがお墓の中に強く残っていたのは有名な話だそうですが、3000年もの時を経過してもなお「沈黙」の中で香り続けるなんて神秘的ですね。