春の訪れ

春を告げる木の花といえば梅や桜またジンチョウゲが市街地や庭園では一般的ですが、
山里ではやはりコブシやヤブツバキ・・・
また低木の黄色い花をつけるレンギョウ、サンシュユ、ミツマタなどが私にはしっくりきます。

コブシ

 

 

サンシュユ

京都も街路樹に桜に加えて、コブシの並木ができてきました。
まだ大きくはありませんが、宝ヶ池の北、北稜高校の北通りに、新しいコブシの並木ができました。あと5年もすればすばらしい並木になるでしょう。

コブシとは、モクレンの仲間で果実を袋に入れた拳の形を持つことからこの名がつけられました。昔は山の一番花で、信州や東北地方では山の残雪とともに農作業(田起こしや種まき)の時期を決める指標として活用されました。

コブシの花

コブシの種

自然生えのコブシは京都市の北部では「こぼせ」と呼ばれますが、これは正確にはタムシバでその名のとおり、薄く細長い葉は噛むと大変かぐわしい木で、スギの植林地の上部に見られますが、植林木や他の落葉広葉樹が大きくなると負けてしまい、最近は数が減っているように感じます。

タムシバ

日本のモクレンの仲間には他にシデコブシやホオノキがあり、中国から来た白モクレン、紫モクレン、北アメリカから来た常緑のタイサンボク、黄色のチュウリップのような花をつけるユリノキがあります。

紫モクレン

紫モクレン

モクレンの仲間はマグノリアとよばれ、いずれも大きな花をつける、 色は白や黄色を基調とする、 良い香りがするなどのが共通で、昆虫をひきつける顕花植物の本家ともいわれ、その祖先は今の全ての大陸が一つであった2億2500万年前のパンゲア大陸と言われています。

パンゲアとマグノリア、そういえばじっと見ていると、恐竜の時代の唯一の美しい花に見えませんか。

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