誕生日の木 12月7日


クリスマスが近づくとあちこちで見かけるようになるポインセチア。

赤と緑のコントラストがクリスマスにピッタリのイメージから「クリスマスフラワー」とも呼ばれています。

クリスマスに欠かせない。そんなポインセチアが12月7日の誕生日の木です。

 

<ポインセチア>トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑性低木。
        学名 Euphorbia pulcherrima 和名 猩猩木(ショウジョウボク)

 冬に出回るので、寒さに強いと思われていますが、原産はメキシコの高温乾燥の地域であり、実は寒さに弱いそうです。
熱帯・亜熱帯地方では高さ5mにもなり、庭木としてよく植えられているそうです。

品種改良が盛んで、定番の赤の他に、ピンクや白、黄色など、様々な品種があるポインセチアですが、派手に色づいた花びらに見える部分は苞(ホウ=花あるいは花序の付け根に出る葉)です。葉頂に集まって生じる多数の苞が色づき放射状に並ぶので大きな花のように見えるわけです。
花は苞の付け根にある小さい黄色い部分で、雄しべ1本を持つ雄花数個と1本の雌しべを持つ雌花1個とがあります。

苞が赤くなるのもちゃんとした理由があって、この赤い色が昆虫を呼び寄せ受粉を助けてくれるそうです。
花がとても小さいので苞を赤くすることで受粉しやすくしているわけです。
実際、この赤い苞の部分を取り除くと虫が集まらないという実験もなされているそうです。

日照時間が短くなると、苞の部分が色づいてくるのが特徴で、逆に夜も明るい室内や春先になって日照時間が長くなってくると、苞は緑色になってきます。

ポインセチアという名前の由来ですが、アメリカの駐メキシコ大使のポインセット氏がメキシコで発見し、アメリカ帰国後に紹介して広まったことから彼の名前にちなみ、ラテン語で「ポインセチア」と名づけられました。
和名の「猩猩木」は、中国の想像上の怪獣で猿のような顔をもち、赤い毛をした猩猩にたとえて付けられたそうです。

花言葉は「祝福する」「聖夜」「幸運を祈る」など。

ポインセチアほどの紅葉は何の木ぞ  山口誓子

 

 

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