SAKURA2026
今年の桜は、あっという間に咲き始め、あっという間に満開になりました。
京都では例年より3日早い3月23日に開花宣言がなされたそうです。全国でも例年に比べ開花が早かったところが多く、長野県では11日も早く咲いたとか。
2~3月の気温が平年より高めに推移したことが開花が早くなった大きな要因だったそうですが、今年は開花から満開までの期間も短く、駆け足で咲き進んだような印象です。
しかも満開になった途端、天気が不安定になり、雨が降ったり強風が吹いたり…で、散るのも早かったですね😭




京都は庭先にサクラを植えられているお宅がたくさんあります。
それらをひとつひとつ、「ちょこっとお花見」と名付けて、誰に気兼ねすることなく眺めて歩くのが、私の毎年の楽しみでもあるのですが…
今年は、足早な春という印象で、訪れた先々で、すでに淡い雪のように散りゆく姿ばかりが目に付きました。
そんな中、いつも楽しみにしている小さな川沿いに植えられている一本の大きなサクラに会いに行ったときのこと。
遠目に、白い花の中にぽつりぽつりと紅い色が混じっているのが見えました。
「まだ咲ききっていない蕾が残っているのかも…」
そう期待して近づいてみると、それは蕾ではなく、力強く顔をだした紅い新芽でした。花が散るのと競うように、もう次の季節が顔を出していたように感じました。
今年は「開花が早い」「気温が高い」「日差しが強い日が多い」という条件が重なって、新芽の赤さがより際だって見える年になったようです。
新芽が赤いのは、アントシアニンという成分が”若い葉を守る”ために働いているからで、その役割はひとつではなく、いくつかの防御機能が重なっています。
主なものとしては、
- 強い光から葉を守る(光ストレスの防御)
- 紫外線からの防御
- 食べられないようにする”見せかけの防御”
- 抗酸化作用で細胞を守る などの働きがあるようです。
今年の春は「光がちょっと強いな」と思ったサクラが、アントシアニンをしっかり出しているのかもしれませんね😊
アントシアニンは、葉が成熟して葉緑体が整うと役目を終え、徐々に分解されて緑が勝っていきます。
サクラが”子どもから大人になる”ような変化で、それはそれで毎年見ても飽きない美しさがありますね。


