木に泡が...
先日のことです。
出勤時、木の枝に泡のような物体がぶら下がっているのを見つけました。
なんやこれ~ 不思議に思ったので写真を撮り、代表に見てもらうと、「あぁ、カエルの卵やね」と一言。
えぇ~😲 カエル??🐸 そんな馬鹿な❗ 木の枝ですよ~。カエルって水中に卵を産むのではないんですか?
半信半疑のまま、とりあえず調べてみました。
すると...
確かに。木の枝に泡状に産卵するカエルがおりました。「モリアオガエル」です。
モリアオガエルは日本固有種のカエルで、名前が示す通り、森に生息するカエルだそうです。
森林内の河川や池の近くの木の上で生活し、日中は葉の陰や石の隙間に隠れており、夜になると動き回ります。
4月~7月の繁殖期になると、メスのカエルは池や河川の上に張り出している枝に泡状の白い卵塊を産み付け、オスが精子をかけて受精するそうです。この時のオスはペアとなった1匹だけとは限らず、数匹のオスが競うように群がって受精することも多いそうです。
1000個近くの卵が産卵され、産卵から1ヶ月程度で孵化してオタマジャクシは水中に落ちます。オタマジャクシの状態で1ヶ月ほど過ごし、カエルへと成長していきます。
ここまで調べて、ものすごく不安になりました😓
なぜなら... 見つけた泡(卵)がついた木の枝は、池や川の上ではなかったからです💦
水があるのは手水鉢の中...しかも、どう見ても、たとえ孵化して落ちたとしても、オタマジャクシがその手水鉢の中に落ちるのは無理ではないかと思われる距離だったからです💦
写真のような位置関係です。孵化したオタマジャクシがどれだけ頑張っても、うまく手水鉢の中に入るのは無理なようです。
心配になって毎日観察していました。
次の日は、下の方が少し溶けてきたようで、うっすらと卵らしきものも見えました。
その2日後...
黒いものがついています。もしかしてオタマジャクシ?
よくわかりませんでした😢 オタマジャクシのような気もするし、なにか違う虫がついてしまったようにも見えます。
先(下)の部分に見えていた卵らしきものもなくなっており、念のため、手水鉢の中も見てみましたが、オタマジャクシは見つけられませんでした。猛暑が続いているせいか、表面の色が茶色く変わり、乾燥してきているようでした。泡が乾燥してしまうと、中の卵は全て死滅してしまうそうです。オタマジャクシに孵化しても水中に落ちなければ死んでしまう・・・ このまま乾燥しても死んでしまう・・・
なす術もなく、見守ることしかできません😭
それから1週間後です。
乾燥が進み、かなり小さくなりました😭 もう少し観察を続けてみるつもりですが...厳しいかもしれませんね。
奇跡が起きることを祈っております。
〈7月21日追記〉
今朝、確認したところ、干からびて小さくなっていました。どうやら死滅してしまったようです。
写真には写っていませんが、下の手水鉢の中も泥がたまり、全く水気がない状態でした。
残念でしたが、次はちゃんと水のあるところで産卵してほしいなぁ~と思います😭
くぐもった感じの「コココ・・・コココ・・・」といったモリアオガエルの鳴き声。昨夜も聞こえていましたが、今日は寂しい鳴き声に聞こえることでしょう。